カービィとドッペルゲンガー


プププランドに、いつもと変わらぬ朝がやってきた。

トゥーキー「コケコッコ〜!!!」

カービィは意外と早起きだ。

実は、今日から朝早く起きて、強くなるためのトレーニングをすることにしたのだった。

カービィ「よーし!まずはマラソンだ!!」カービィは元気よく家を出た。5時半だった。

     カービィは、すぐにバテて、木陰で休んでいた。

カービィ「ふぅ〜。けっこうキツいなぁ〜。でもくじけないぞ!ファイト!」

カービィが再び走り出したらすぐ、いつもの3人がやって来た。 いつもなら、元気よく、

「遊ぼう!」と声をかけてくれるのだが、今日はいつもと様子がちがっていた。 

3人ともきずだらけになり、頭には大きなたんこぶをつくって、怒っていた。

カービィ「やぁみんな、そのケガどうしたの?」

リック「ふざけるな〜〜!!!」

クー「お前がやったんだろーが!!!!」

カイン「ひどいよ!絶交だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

なんと、3人の話によると、寝ている3人の家に突然カービィが入って来て、3人を朝までなぐり続けていたのだと言う。

カービィ「ぼく絶対そんなコトしてないよ!!!!」

3人「い〜や!絶対した!!!!」

ボカボカボカボカボカボカボカ!!!

3人はカービィをなぐりまくった。

カービィは泣きながら家に逃げ帰って、自分の部屋にとじこもった。

カービィ「何だよ!みんなのいじわる〜!!」

しかし、これで終わりではなかった。翌日は、もっとヒドイ目にあった。

アド「かぁくぅぅぅぅぅぅん!!!!!」

カービィ「なぁに?アドレーヌ。」

アド「なぁに?じゃないでしょ!!よくも私の大切な筆、折ったわねぇ〜!!これ、一万以上したのよ!弁償しなさいっ!!!!!」

カービィ「しっ・・・知らないよォォ」

アド「うそおっしゃぁぁぁぁぁい!!カキカキ・・・・行け!!!クラッコ!!!」

クラッコ「ガラガラピッシャァァァァァァァァァン!!!」

カービィ「助けて〜!!」

「ドスン」

カービィ「あっ、大王〜!!」

デデデ「カ〜ビィ〜!!お前よくもオレのハンマーへし折ったなぁぁぁぁぁぁ!!」

カービィ「またぁ〜?」

カービィは2人にヒドイ目にあわされた。やっと家について、もう寝ようと、べッドに飛び乗った。

カービィ「何さ何さ!みんなでいじわるして〜!!!グスン・・・」

しばらくして、カービィは金縛りにあった。そして、突然せなかが重くなったかと思うと、

上にカービィそっくりの人物が立っていた。

カービィ「き・・・君は・・・?ま・・まさか、君がみんなにヒドイことしてたのか?!」

バタモン「ご名答!!オレの名はバタモン!!キミには少し眠ってもらおうか・・・・。」

カービィ「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」


トゥーキー「コッケコッコーーーー!!!」

カービィ「ん・・・よく寝た・・・・あれ?バタモンは・・・・・?」

カレンダーと時計を見てみると、あの日の5時半に戻っていた。

カービィ「あれは全部夢だったのかな??」

リック&カイン&クー「カービィ!!!遊ぼーぜ!!!」

カービィ「うん!!今行くから、まっててねーーー!」