未来の予想


−未来ってどうなってるんだろう

カービィは呟いた。

「どうしたの?いきなりそんなこと言って」

「あぁアドレーヌ。気にしないでいいよ」

外は晴れている。絵に描いたような空色だった。

−おかしいな、なんでこんなに真剣になるんだろ・・

そよ風がすうっとふいた。

「ただいま〜」

「おかえりカービィ!今日はカレーだよ!」

「ふーん」

「???どうしたの?嬉しくないの?」

グーイはすごく気になった。

「あはは!いいのいいの気にしないで!」

カービィは部屋にはいった。

『未来の本』

カービィは読んでみた。

『未来は人の手で作るもの。何げなく自分も協力している。』

−自分も協力している・・かぁ

その夜、カービィはカレーを食べたっきりずっと本を読んでいた。

PPPPPPPPPP・・

「ふあぁぁぁ眠いなぁ・・」

朝はパンの香りがした。眠けをふっとばす位。

「おはよー!カーくん!」

「あそぼーぜー!!」

アドレーヌとリックは腰が抜けるかと思った。

「!!!???」

カービィは本を読んでいるではないか。

「夢!?これは夢なのかぁぁぁ!」

カービィはやっぱり

『未来は人の手で作るもの。自分も何げなく協力している。』

と言う言葉に心を捕らえられた。

カービィは叫んだ。

「未来はすごいっ!!」

空色の空を吹き飛ばす位。

「未来が気になったのはちゃんとわけがあったんだなぁ・・」

カービィはそう思った。



~END~