星空の夢
第三話 時


〜前回のあらすじ〜

夢の泉で出会ったカービィとフィン。だがフィンは、ダークマターに連れ去られてしまう。

カービィの足下には、フィンのハープが・・・・・。



―プププランド―


「・・とはいったものの、どうしよー・・・。」

カービィはため息をつきます。

「・・カーくん、どーしたの?元気ないね。」

赤いベレー帽に黒髪の女の子、アドレーヌが近寄ります。

「え、ううん・・・なんにもない・・。」

カービィは静かに言います。

「そ・・そう・・。」

アドはカービィの近くに座ります。

「ぁ・・カーくん、そのハープ、どーしたの?」

アドが、カービィの持っているハープを見ながら言います。

「あ、ああ、これ?」

カービィはハープを見つめます。しばらく考え込み・・

「・・弾いてみよっか?」

カービィが聞く。

「え、カーくん、弾けるの?」

驚いたかのようにアドが聞く。

「かわんない・・でも、弾いてみたいんだ。」

そういいながら、カービィはハープを弾き始めます。

「あ・・・・。」

アドは驚きのあまり、声が出ません。カービィが弾いているハープは、まるで別人が弾いているようだったから・・。

「あ・・・・あれ?」

突然、カービィが弾くのをやめます。

「ど、どーしたの、カーくん・・。」

アドが辺りを見回すと・・

「え・・・ええ?こっ・・ここどこぉ!?」

カービィたちがいた光景は、プププランドではない場所だった。

「ど・・どこだろ・・ここ。」

カービィとアドはそこらをうろついています。

「誰だ?お前ら。」

突然、誰かに声をかけられます。

「あ・・?」

みるとそこには、灰色の髪に黒のジーンズを来た少年が立っていた。

「ここらの住人じゃあなさそうだったからな。で、誰だ?」

少年が問う。

「え?僕はカービィだよ。」

あっさりとカービィが言う。

「(か、カーくん、あっさりといってるよ・・)あたしはアドレーヌ。アドでいいよ。」

アドは普通に言う。

「ふ〜ん・・・俺はソウル、よろしくな。」

ソウルは、カービィを疑いながら言う。

「お前ら、どっから来た。」

ソウルが問う。

「え、僕たちは、プププランドってとこから来たんだよ、で、ここどこ?」

カービィはのんきにいう

「は?ここはプププランドとか、そんな町の名前ねーよ。」

あっさりとソウルが言う。

「すいませんけど・・・今、何年何月何日ですか!?」

カービィが問い詰める。

「はあ?なにって・・・2100年5月10日だが・・。」

ソウルが答えると・・

「に・・・2100年!!!!!!!!!!??????????」

カービィとアドは驚きでその言葉しか出そうにもありません。

「カ・・カーくん、どーいうこと?」

アドがあわてたように問う

「と・・・時・・渡り・・・し・・ちゃた・・・。」

カービィは途切れ途切れに言う。

「とっ・・・・時渡りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

アドはまたもや大声で言う。

「お前ら、時渡りしたのなら、何年から来たんだ。」

ソウルが口を挟む。

「え?僕たちが来たのは、2003年だよ。」

カービィが言う。

「ふ〜ん・・・となると、97年の時を越えたってことになるな。」

ソウルが言う。

「う・・・うん・・・。」

カービィの心の中に、言いようのない不安が広がっていた。





+どーでもよき話+
こういう話、作ってみたかったんですよね。
あ、ソウルって、韓国の首都でもありますが、気にしないでください。
続きも書かなくては・・・・(せっせっせっ




〜管理人の感想〜
ソウルさんは、フィンとどんな関係にあるのやら・・・。
アドにやきもちを焼くフィンってのも見てみたいなぁ(おい)
ソウルさんの絵、お絵かき掲示板に描いてもいいですよ。
なんならキャラクター紹介というのも作ってさしあげてもいいですよ。
僕も自分の小説にキャラ紹介を作っているし。