最後の願い〜新たな恐怖、逃げられない戦い〜
その日は快晴だった夜。星の戦士であるカービィは一枚の写真を手にしていた。
その写真に写っているのはこの星の人物達ではない。彼はその写真を見る度に思い出していた。
忘れられない、記憶。忘れる事などできない、あの日の記憶。彼はプププランドを襲われ、大切な人まで失った。
その時、メタナイトは地球へ行け、お前は選ばれた者だと彼に告げ、彼はワープスターに乗ってポップスターを出た。
悲しみのあまり目的地であるスマブラ国に不時着した彼の目の前に現れたのは写真の中に写っている黄色い耳をした生き物と彼より薄いピンク色の体をした球体。
彼はその2人を拒否した。そして悲しみの中にいる時、それを解き放ってくれたのは緑の衣を着た青年。
青年のおかげで立ち直った彼は地球の仲間達と共に戦う。そして彼は再びここに戻り時が来てまた再び地球へ向かった。
そして再び戦ったマスターハンドとその兄クレイジーハンド。
仲間達と戦い2人を倒した彼はこの地へ帰ったのである。彼は今、幸福の中にいた。
「みんな・・・元気にしてるかな?」
「してるだろうよ!早く寝ようぜ!おいらは疲れてるんだ。」
「先に寝ててよ。僕はもうちょっと起きてる。」
カービィはトッコリに言って外に出た。月が出ている、満月だった。とても綺麗な月にカービィは見とれていた。
月は静かにプププランドを見下ろしている、まるで、平和が続いているのを喜んでいるかのように・・・。
「きっと、明日も楽しい事がある!何か、毎日が楽しくなって来た!前みたいに魔獣に怯える日もなくなったし!」
カービィはしばらくの間夜空を見上げていた。星がキラキラと輝いている。
きっと良い事があるよ、とカービィに伝えているかのように・・・。
「僕ももう寝よっと!」
カービィは家の中に入ってベッドに潜り込んだ。
しばらくの間カービィは天井を見ていたがそのうち深い眠りに入っていった、悪夢を見る事になるとも知らずに・・・・・・。
次の日―カービィはいつもより遅く目を覚ました。
「昨日外にいたせいかな?・・・トッコリ、おはよう。」
カービィは隣にいるはずのトッコリを見たがそこにはトッコリの姿はなかった。
「トッコリ?」
「カービィ!!カービィ!!」
フームの声がした。カービィはドアを開けフームを中に入れた、ブンも一緒だ。
「どうしたの?」
「今すぐに逃げて!!敵が・・・敵がププビレッジを滅ぼしたのよ!!」
フームの言葉にカービィは耳を疑った。そして聞き返す。
「どうゆう意味?フーム・・・まさか・・・ププビレッジは・・・!!」
カービィは外に飛び出しププビレッジを見る。ププビレッジはなくなっていた、その形をなくしていたのだ。
「フーム!!トッコリは?!トッコリは?!」
カービィは思わずフームの手を強く握っていた。フームは首を振る。
「トッコリは私をここへ行かせるために犠牲になって死んでしまった・・・。私のせいよ!!」
フームはその場に泣き崩れた。カービィはしばらくの間考えていたがフームに言った。
「僕、地球へ行く!敵は僕を狙ってるんだ!!」
カービィは空を見る。何かが近づいてきている、それは半端な数ではなかった。
「ワープスター!!」
カービィはワープスターを呼び寄せそれに乗ると敵を回避しながら宇宙に出た。
敵は宇宙に出たカービィを追いかけてくる。カービィはスターロッドで敵を蹴散らしながら進んだ。
「みんな!僕を助けて!!」
カービィは叫んだ。
キノコ王国の自宅で話をしていたマリオとルイージは突然襲ってきた悪寒に警戒していた。
「何なんだ?この嫌な感じは・・・。」
「兄さん、僕・・・何か起こりそうな気がする・・・。」
『みんな!僕を助けて!!』
「?!カービィ?!」
2人は同時に言った。そして状況を理解した2人は何も言わずに外へ飛び出し走り出した。
ここは銀河連邦本部―フォックス、ファルコ、サムス、ファルコンの4人はここで仕事をしていたが
今は仕事がなくて暇なので本部の中を歩き回っていた。
「やる事がないわね。だからと言って宇宙へ出るのもなんだし・・・。」
「カービィの奴、ずっとサボってやがるもんな。今度来たら仕事全て押し付けてやる!」
フォックスが言う。2人は笑って聞き流していた。ファルコは宇宙の外を見る、何かが飛んでいた。
それは紛れもなくカービィだった。敵に追われている。
「おい!カービィが敵に追われてるぞ!」
ファルコンが言った。フォックスとサムスはファルコンが示した先を見る。
「本当だ!カービィを助けに行くぞ!」
「ええ!」
4人は自分の宇宙船に乗ってワープスターを追いかけ始めた。
ハイラルの一角にある川で休んでいたリンクはふと感じた気配を追って
ハイラルを出てスマブラ国を目指していた。
「きっとカービィやマリオ達もいるだろうな!急がなければ・・・!」
リンクは走った。
その途中、アリティア王国に差し掛かったリンクは橋の近くで見覚えのある2人の剣士を見つけてその2人に話しかけた。
「マルス、ロイ。」
「?あ、リンク、久し振り。どうしたの?」
「実は変な気配を感じて・・・。」
リンクはハイラルでの事を話した。
「そういえば・・・ロイがそんな事を話していたよ。そうだよね、ロイ。」
マルスが隣にいるロイを見る。ロイはうなずいた。
「もし良ければ俺達も行くぜ?」
「ああ!急いでるから走るぞ!!」
リンクはマルス、ロイを連れて走り出す、スマブラ国へ向かって・・・。
「?」
オネットに住むネスは一瞬感じた邪気に振り返った。しかし、何も変わっている所はない。
「変だ・・・一瞬、確かに感じた・・・。」
「ネスー、どーしーたー?」
どせいさんがネスを見る。ネスはどせいさんの言葉を無視して走り出した。
オネットを出た時、ネスは久々の友人と再会した。
「アイスクライマー!!」
「ネス、久し振りだね・・・って言いたいところだけど急いだ方が良さそうだね。僕とナナも感じたんだ、邪気を一瞬だけ・・・。」
「私達、急いでネスに知らせようとしたんだけど・・・よかった、ネスも気づいてて。」
「うん!急ごう!!」
ネスはアイスクライマーと共に走り出す、邪気の向かう方向へ・・・。
ヨースター島でフルーツを頬張っていたヨッシーは突然尋ねてきたドンキーに驚いた。
「どうしたんですか?」
「今すぐにスマブラ国へ行くよ!なんか嫌な予感がするんだ!」
「・・・わかりました。それでは行きましょう!」
ヨッシーは仲間に事情を説明しドンキーと共にヨースター島を出た。
すると走ってきたマリオ、ルイージの2人と出くわした。
「スマブラ国で何かが起ころうとしている。たぶん、あいつらも気づいているはずだ。」
マリオが言った。
「はい!僕はドンキーさんに言われて来たんですけど来て正解のようです。」
「急ごう!」
「うん!!」
4人はスマブラ国に向かって走り続けた・・・・・・。
カントーにいたピカチュウは突然感じた違和感に首をかしげた。
「何か・・・起ころうとしている・・・?」
ピカチュウはサトシに黙ってポケモンセンターを出た。しばらく歩いていたピカチュウはプリンに出会った。
「プリン、それに・・・ピチュー?!どうしてここに?!」
「今、僕変な気を感じた!スマブラ国からだよ!お兄ちゃんが行ったスマブラ国から変な気を感じるの!」
ピチューはピカチュウの弟だ。そのピチューが何かを感じたと言う。ピカチュウはピチューに自分も同じものを感じたと言った。
「とにかくスマブラ国へ行くのが一番の方法ね。」
プリンが言った。
「ならば私がスマブラ国へ連れて行ってやろう。」
「わっ?!ミュウツー!!」
ピカチュウ達3人の目の前に現れたのはミュウツーだった。
「私も邪気を感じた。急いでいるのだろう、テレポートを使えばすぐに行ける。私にしがみ付け。」
「うん!!」
3人はミュウツーにしがみ付いた。ミュウツーは何かを唱えた後テレポートでその場から消えた・・・・・・。
ここは地球の次元にあると言われている平面世界。
そこに住んでいるMR.ゲーム&ウォッチ(ウォッチ)は平面世界に漂っている邪気を探って平面世界から飛び出した。
「ココハ・・・スマブラ国カ?ココカラ強イ邪気ヲ感ジル・・・。」
ウォッチはしばらくの間そこで誰か来るのを待ち続けているのであった・・・・・・。
カービィは助けに来てくれたフォックス、ファルコ、サムス、ファルコンの4人と共に地球スマブラ国へ向かっていた。
「しつこい野郎だな!!これでも喰らえ!!」
ファルコがアーウィンの銃を乱射して敵を打ち落とす。サムスはチャージショットを連射している。
「このままじゃ地球へ行くまでに僕達殺られる!!こうなったら・・・!!」
カービィは口を開いて敵達を全員吸い込んだ。
「やるじゃねえかカービィ!」
「最初からこれやればよかった・・・。とにかくスマブラ国へ急ごう!!」
カービィはワープスターの速度を上げた。フォックス達はカービィを追いかけて地球に入った。
「スマブラ国へ行ってみんなにこの事を相談する!!そうすればどうすればいいかわかるはずだから!!
それに・・・あの敵達はただのおとりに過ぎない。あいつらのボスがいるはずだ!!」
カービィはスマブラ国に降り立った。フォックス達もカービィを追いかけた。
カービィはスマブラ国の中央にあるスマブラ城へ向かっているのだ。
「ソコノピンクボール。オ前、モシカシテカービィカ?」
「そうだけど・・・あんたは?」
カービィは黒い影を睨み付けた。
「俺ハMR.ゲーム&ウォッチ。強イ邪気ヲ感ジテスマブラ国ニ来タ。スマブラノ噂ハ聞イテイル。」
「強い邪気?それは一体何?」
サムスが聞いた。ウォッチはサムスを見て言った。
「トテモ強イ邪気ダ。マルデ、コノ星全体ヲ包ンデイル様ナ・・・ソンナ邪気ダ。」
「僕達、さっきまで敵に追われてたけどそんなものは感じなかったよ。ね、ファルコン。」
「ああ。」
ファルコンもうなずいた。
「やっぱりお前等も来てたのか。」
「奇遇ですね、といっても目的は同じでしょうね。」
「そうだね。」
マリオ、ルイージ、ドンキー、ヨッシーの4人が5人のもとに歩み寄った。
「やっぱりお前達もここに来たのか。久々だな。」
カービィの後ろにいつも間にかリンク、マルス、ロイの3人が立っていた。
「久し振り!」
「久し振りだね、みんな。」
「ああ!」
ロイも嬉しそうにうなずく。
カービィは仲間に再会できて嬉しかったがすぐに敵がいきなりポップスターを襲ってきた事を話した。
「お前も大変だったな・・・。」
「別にどうって事ないよ・・・プププランドのみんなに比べたら・・・。」
「だったら僕達も協力するよ。」
リンク達の間にピカチュウが割って入った。
「やあ、ピカチュウ。久し振り。」
「私もいるわよ。」
プリンが言った。カービィは隣にいる2人を見てピカチュウに聞いた。
「この2人は?」
「僕の弟ピチューと仲間のミュウツーだよ。」
「僕はお兄ちゃんの弟のピチュー、よろしくね。」
「私はミュウツー。邪気を感じてここへやって来た。」
「よろしくね!」
カービィが言った。
「あれ〜?ネス、先客が来てるよ。」
突然聞き慣れない声にカービィ達は振り返った。そこにはネスとフードを着ている2人組みがいた。
「みんな久し振り。僕の親友のアイスクライマーだよ。」
「初めまして!僕達はアイスクライマー!よろしくね!」
「よろしく!」
全員はお互いを見て微笑んだ。だがその微笑みも一瞬で消える。
「カービィ、君は敵に追われてたって言ってたけど・・・その敵等全員はどうしたの?」
ネスが聞く。
「全員僕が吸い込んだよ。みんなはどうして?」
「僕達、この世界を包み込む邪気を感じたんだ。
だからここに来たんだ、何かわかるかもしれないから・・・。」
アイスクライマーの片割れであるポポが言った。サムスはそれを聞いてファルコンと共にしばらくその場を離れていった。
「どうしたんだ、サムスの奴・・・。」
「さぁ・・・すぐに戻ってくるんじゃない?」
ファルコが首をかしげるのを見てカービィが言った。
「ねえ、その邪気ってどこを中心に広がってるの?」
「それがわからないんだ。気づいた時には邪気は俺達の国を包み込んでいたんだ。」
マリオが言った。リンクやMR.ゲーム&ウォッチもうなずいた。
「お待たせ。全員よく聞いて、今ファルコンと話し合ったんだけど・・・。」
サムスが言った。ファルコンも真剣な表情でカービィ達を見る。
「この星の中心部・・・つまりミネラルタウンに邪気の元がいる。
ミネラルタウンはとても平和な農民達が暮らしている町だ。急がないとその町の農民達が大変な事になる。」
ファルコンが言った。それを聞いて声を上げたのはピカチュウだった。顔色が悪い。
「ミネラルタウンには僕の友達の飛鳥がいるんだ!どうしよぅ・・・。」
「落ち着けよピカチュウ。今から行けば間に合うさ。」
フォックスがピカチュウを落ち着かせる。
「今からミネラルタウンに行くぞ!!」
「OK!!」
カービィ達はうなずいた。カービィ達は円を作り気を集中する。そして全員唱えた。
「スマブラ!!ミネラルタウンへ!!」
全員の体が光り輝く。カービィ達はその場から掻き消えた。
ミネラルタウン―そこはとても平和で住民達が仲良く暮らしている農民の町だった。
しかし、今は誰もいない。突然現れた闇の支配者によって住民達は眠らされてしまったのだ。
ただ一人、何とか持ちこたえている少年は隠れるように家の中に入った。
「しばらくは・・・ここで大丈夫なはず・・・。」
少年はピカチュウの友達である飛鳥だった。彼には不思議な力があった。
生まれた時から何かが起こるとそれを防ぐようにあらゆる物を超能力で持ち上げる。そのため、飛鳥はミネラルタウンでも評判が良かったのだ。
「このままじゃいつ見つかるかわからない・・・アイツガいてくれたら・・・。」
飛鳥はピカチュウを思い浮かべた。ピカチュウはいつも飛鳥に手紙を送っていた。飛鳥はピカチュウに返事を書いていた。
―何かが起きた時、必ず僕を呼んでね。絶対に行くから―
ピカチュウのあの時の言葉が蘇る。しかし飛鳥は首を横に振った。
―もう1ヶ月以上も連絡がないんだ、来るはずがない・・・―
飛鳥は絶望に追い込まれた。邪気が少しずつ飛鳥に近づいてくる、その時だった。
「あすかーーー!!」
飛鳥の耳に懐かしい声が聞こえた。飛鳥は窓から外を見る。窓の外をピカチュウが通る。
「ピカチュウ!!」
「飛鳥?!」
ピカチュウは飛鳥の元に駆け寄り飛鳥の胸に飛び込んだ。
飛鳥もそんなピカチュウを強く抱きしめる。
「ピカチュウ!!いたのか?!」
マリオ達がピカチュウと飛鳥の元に駆け寄る。ピカチュウはうなずいた。
「飛鳥、安心して。この人達は僕の仲間なんだ。みんな、僕の友達の飛鳥。
飛鳥は不思議な力を持ってるんだ。」
「飛鳥です。よろしくお願いします。」
飛鳥は礼儀正しく頭を下げる。
「よろしくね!!」
「とにかく邪気の元を探そう!!この近くにいるはずだ!!」
マリオが言った。全員はうなずいて邪気の元を探し始めた。カービィはネス、アイスクライマーと共に邪気の元を探った。
「あっちから感じる!それも強く!!」
ネスが指差した先には畑があった。カービィはそこに走り寄り注意深く辺りを見回した。
すると土がいきなり盛り上がり中から髑髏が出てきた。
「ネス!!あれ何?!」
「あれが邪気の元だ!!」
ネスはそう言うとバットを思い切り髑髏に向かって振った。髑髏は軽々とかわしネスを突き飛ばした。
「うわっ!・・・くそっ・・・。」
ネスは立ち上がり髑髏を睨み付ける。カービィは意を決してワープスターを呼んだ。
「ワープスター!!」
ワープスターはすぐに来た。カービィはワープスターに飛び乗り髑髏の注意を引き付けた。髑髏はカービィを追いかけ始めた。
「カービィ!!どうするつもり?!」
アイスクライマーのもう一人ナナが言う。カービィは髑髏から逃げながら言った。
「みんなを呼んで!!僕はこの髑髏を倒す!!」
カービィはワープスターを上昇させて雲を突き抜けた。髑髏は長い間土の中にいたために言葉を発することもしなかった。
カービィは宇宙へ出ると髑髏を振り返った。髑髏はカービィに突っ込んでくる。
「僕は地球を守る一人だ!!たとえポップスターが守れなくても・・・地球だけは守ってみせる!!」
カービィはスターロッドを取り出して構えた。髑髏が突っ込んだところをかわして髑髏が向かってくるのを待つ。
髑髏は方向を変えてカービィに再び突っ込んできた。カービィはスターロッドを振り上げた。
「スターロッド!!」
カービィはスターロッドを思い切り振り下げた。スターロッドから星の星弾が飛び出し髑髏に向かって突き進んだ。
髑髏は避け切る事ができずに星弾に直撃した。髑髏には罅が入り砕け散った。
「やったあ!!すぐにみんなのもとへ戻ろう!!」
カービィはワープスターの向きを変え、地球へ戻り始めた。
マリオ達はネスとアイスクライマーの知らせを受け空を見上げていた。不安が募る。
「カービィ・・・。」
「大丈夫だろうか?」
「キット、カービィナラ勝テル。アイツハ宇宙一ノ、星ノ戦士・・・。」
ウォッチの声が震えている。それだけ不安が大きいのだ。
「やはり俺達が見に行った方が・・・。」
フォックスが言った。
「そうね・・・・・・?」
サムスはふと空が光ったような気がして目を凝らす。そしてその光がカービィの乗っているワープスターの反射だと知るとサムスは叫んだ。
「カービィよ!!」
「え?!本当だ!!カービィだ!!」
全員は手を振った。カービィはワープスターから降りると微笑んだ。
「本性は昔殺された霊の怨念だった。僕が倒してきたよ、でも・・・。」
カービィは下を向いた。カービィには帰る家がない。ポップスターを出る時、
最後に見たのはフームとブンが殺される姿だった・・・プププランドは滅亡したのだ。
「僕には・・・帰る家がない・・・。プププランドは滅びちゃったから・・・。」
カービィの目に涙が溜まる。マリオ達は微笑んだ。
「だったらこの星に住めばいいじゃないか。な、みんな!」
「ああ!そうすればいつでもカービィに会えるしカービィも俺達に会える!フォックス達は?」
リンクがフォックス、ファルコ、サムス、ファルコンを見る。4人は首を振った。
「俺達には仕事がある。暇ができたら必ずここに来るさ。」
「そうよ。いつでも仕事抜け出してここに来る事だってできるわ。」
「ああ。だが、社長にバレたら怖いけどな・・・。」
「その時はその時だ。」
4人の言葉にその場は笑いに包まれた。
「じゃ、俺達はこれで。」
フォックス達は帰っていった。
「カービィ、行くか。」
「うん!!」
カービィはうなずいた。
カービィは地球に住む事になった。
だが、彼らの戦いはまだまだ続く事を、今のカービィ達は微塵も知らなかったのであった―。
END
〜管理人の感想〜
続々選ばれし者達が出てきてますね。
髑髏との戦いが、これから始まる邪気との戦いの前哨戦でしょうか。
次は邪気との戦いを期待しますね。