〜英雄伝説 カービィ〜
第一章 流星群の夜

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たくさんの英雄の本が保存してある『英雄図書館』

そこにはどれも分厚く、大きな本がたくさん本棚に。

でもそのなかで…本は分厚いのに小さくて可愛い英雄の本がありました。

かなり古い…英雄伝説 第20巻だ。

英雄の名は――

『カービィ』

と書かれていました。


星が流れるある夜のこと

あきれるほど平和な ポップスター。

ここで悲劇が起ころうとしていた。

ドンドンッドンッドンッ

「カービィさんっ!!カービィさんっ!!」

今から英雄になるべき者「カービィ」の家の扉を激しく叩く者がいる。

「くー…すぴー…ぐーぐー」

カービィは…寝ていた!

「起きてっス!!大変なことになっているんっスよ!!」

ドンドンッ

「ふにゃ???はぁい…?どちらさまぁ?」

カービィは寝ぼけながら扉の前まで行き、たずねた。

「お、オイラっス!!ワドルディっスよ!!」

「わ…ワドルドゥ?なぁに?遊びに来たのぉ?速いね…」

「ワドルディっス!!……いや!そんなノンキなこと言ってる場合じゃないっスよ!!流星群っスよ!!」

「は?流星群のどこが大変なのさ…よかったねぇ(―ヮ―)」

カービィはめちゃくちゃノンキだった。

「いや!だから普通の流星群じゃないんっスよ!!」

「そんなの、ほおっておきゃいいよ〜。じゃあボクは寝――」

ばこおおぉぉぉんっ!!!

カービィが言いかけたとき、いきなり大きな音がした。

「「!!!?」」

何か大きなものが向こうのほうで落ちた音だ。

「そ、そうっス!!星が落ちてきているんっスよ〜!!!」

「…………って、なんだってええええぇぇぇっっ!!!?」

「さぁ!今こそ最近出番がなかったカービィさんの出番ということです!星も救われ、カービィさんの活躍が認められ…一石二鳥っスよぉ!

さぁ!落ちたところへ言ってみるっスよ!カービィさん!」

「なんだってーー…落ちたところなんて知ら―――って…リックの家の方ーー!?」

カービィは完璧に目を覚ました。

「い、行かないと!!行くよっ!!ワド!」

「えっ??あっ!はいっス!」

そしてカービィ達はリックの家へと向かった…

それが思わぬ長旅の…

一歩のなるとも知らないで……


英雄伝説カービィ 一章より

続く