銀河の騎士

第1話へ


銀河の騎士 プロローグ


切ない瞳を輝かせていたメタナイト卿。

その切なさはソード、ブレイドの不安を呼び寄せるようだ。

「どうしたんですか?卿」

ソードとブレイドは不安に聞いてみた。

「いや、なんでもない」

寂しそうな瞳でずっと夜空を見ていた。

「カービィ殿の事ですか?」

2人が尋ねるとメタナイト卿は目を青く輝かせ、そして首を振り、こう2人に話す。

「過去の頃・・・・・私は大事な友を亡くした・・」

その声はいつもより、普段より、真剣な声。

「そして、私は亡き友の形見を持っていた・・・」

「そうなんですか・・」

2人は真剣に聞く・・・

「そして・・・いつのまにか亡き友の形見は戦争中に奪われた」

「ええ・・・?!」

2人は驚いた。

「今は想っていられるだけだな・・・」

メタナイト卿はイスに座り、ため息をつく。

その時、2人は考えた・・・

「あの・・その形見、取り返しに行きます・・・・!!」

2人の勇気ある言葉・・。

「無茶だ・・・そなた達だけでは・・・・」

メタナイト卿は反対。

「い、いえ・・・卿のあんな顔、もう見たくない」

ソード達はそういって玄関にとび出した。

「今は夜だ・・・私もついて行く」

「えっいいんですか?!」

2人は明るい顔で言った。

「ああ・・」

メタナイト卿はすこし嬉しそうな微笑みをみせた。