銀河の騎士
第三章 新たな闇

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メタナイト卿がたどり着いた先は、夢の泉だった。

「何故、私を此処に呼んだのだ?!」

その時、泉から魔獣が沢山、飛び出してきた。

「・・・ナッ?!」メタナイト卿は剣を振るった。

しかし、魔獣が腕に絡みつき、バランスを崩して剣が泉の崖から落ちた。

「くっ!」メタナイト卿が一歩、足を下がらせた。

魔獣は無限。剣もない私では倒せない・・・・

メタナイト卿と魔獣の目線があった。

「お前は・・・ヤミカゲ!!」

「フッ久しぶりだな。メタナイト。」

ヤミカゲは手裏剣をメタナイト卿を目掛けて飛ばした。メタナイト卿は手で顔を庇った。

「ッ・・・どうい・・・うつ・・・も・・りだ・・ッ」

「お前と決闘をしようと此処まで呼び寄せただけだ!」

今度は姿を行き成り消した。

「・・・!?何処だッ・・・まさか!」

背後を振り向いた瞬間、ヤミカゲによる暴風でメタナイト卿は泉の崖から突き飛ばされた。

「ぐわあああ!!」



「メタナイト・・・!!メタナイトー!!」カービィが叫んだ。

「カービィ殿!シリカ殿!卿が・・・!」ソードとブレイドが呼んだ。

「谷の下まで来て下さい!」

「うん!!」シリかとカービィは頷いた。



泉の谷の下――。

「メタナ――・・・?!」カービィが驚いた。

メタナイト卿は傷を負いながら倒れていた。

「・・ホテルに運びましょ!」シリカがメタナイト卿の腕を掴んだ。

「私とソードがやります!」ブレイドはソードと一緒にメタナイト卿を持ち上げた。



いきなり誰かが駆けつけて来た。フームだった

「フーム!何で来たの?」カービィが問いかけた。

「メタナイト卿の事で凄く不安だったのよ!昨日からずっと・・・」

「卿なら・・・傷だらけで眠っているんです。」ソードが言った。

メタナイト卿が寝言を言っていた。

「うぅ・・・ーム・・・フーム・・・フーム」

フームは少し涙を流した。

「早く手当て道具を出して・・!ないの!?」フームは落ち着かない。

「あ・・・あるよ!」カービィが薬箱をフームに渡した。

「足りないわ・・右腕の包帯が・・後は全部出来たんだけど」

フームは自分の服の腕口を破った。

「よし・・これで出来たわ・・・」フームが立ち上がった瞬間。

「フーム・・・」また。またメタナイト卿は呟いた