幸せの条件
第2話〜旅の必需品


ひゅ〜♪ドン!!!!!


ワープ先のデッキーの故郷星に到着したカービィ達。

ワープはいいものの、性能が悪いのか、どうやら空中から落ちたようです。

×着地失敗組×

カービィ「イタタ…着地失敗…」

デデデ「ぐえぇぇぇ…」

メイス「うわわわっダスゥ…ッ!」

アックス「ヒエェェェ〜」


◎着地成功組◎

トライデント「おっとっと…」

メタナイト「………(スタッ)」


△着地してないけど組△

ジャベリン「…浮いてるしな俺〜」

マルク「ビックリして、羽出ちゃったのサ(ばさばさ)」

おっと。ちなみにマルクは変身しているようです。だから飛べるんです。

デッキー「…こうなるの知ってたしな〜(バサバサ)」

デッキーには背中に大きな羽が有り、もちろん飛べます。

カービィ「てか、僕飛べたんじゃ…」

デデデ「あっ…そっか…………」

デッキー「…?まぁいい。ここが俺の住む星。リミーナだ。」

目の前に、翠色の自然、古風な建物の風景が広がります。

デッキー「でここは商売の村、『レリーカ』だ。ここが一番物価が安い。」

デデデ「何か買うのか?」

デッキー「食料無しで旅をしたいならいいぜ?」

マルク「お買い物♪なのサ!」

で、お店。

店員「いらっしゃい!何をお求めかね?」

デッキー「ああ。何か日持ちする食料あるか?」

店員「干物、缶詰、瓶詰め、レトルト、粉状、ねり物等豊富にご用意しておりますが。」

カービィ「わああぁぁぁぁ〜♪ぜ〜んぶちょーだい!」

店員「かしこまりました。代金35200000000000000000ラーフです。」

アックス「…ラーフ???」

デッキー「金の単位だ。1ラーフ約100デデデだ(ちなみに日本円1ラーフ約200円)」

メイス「グハッ。高すぎダス!!!」

トライデント「こんだけ金ありゃ一生オホホ暮らしできるぞ。」

ジャベリン「何だよオホホ暮らしって」

トライデント「金持ちのねえちゃんは『オーホホホ』とか言うじゃん?」

デデデ「…訳分からん…」

と、デッキーは店員に身分証明書を渡しました。

デッキー「これでいいよな?」

店員「ああっ!!!貴方でしたか。失礼致しましたっ…お代は結構です。」

メタナイト「…………………????」

デッキー「あ、忘れてた。あと防寒具を人数分くれるか?」

マルク「何に使うのサ?ここ暖かいのサよ?」

デッキー「ま、見てろって。」

店員「ありがとうございました。またのお越しを…っ!」

店員の恐縮した声に見送られ、そそくさとお店を出ました。

カービィ「デッキー…君って一体?」

デッキー「俺のことか…?まあ、そのうち話すよ」

メタナイト「ここには呪いをかけた者は居ないようだな。」


そうこう話してるうちに、カービィ達は村を出ていました。

村から一歩出ると風景はガラリと変わり、目の前に荒野が広がっています。

デッキー「これから、近くの村や町に立ち寄りながら、呪いをかけた奴を探す。」

デデデ「それってキリ無いぞ…」

デッキー「あ、いや。小さな星だから数も少ない。平気だ。」

メイス「次の場所まで遠いダスか?」

デッキー「ん〜…三時間ぐらいで着くと良いなぁ〜」

マルク「行くのや〜めた♪シンドイのは嫌なのサ。」

デデデ「お前って奴は…(怒)」

デッキー「いいぜ〜?別に滅びんの俺じゃないし〜俺の星でもないし〜

べっつにどーでもいいしぃ…俺さえよけりゃ他はどーなろーがハッキリ言って

俺様関係ないし〜めんどくせーし…止めてもいいぜ?」

デデデ「…………お前って奴は…………(泣)」

マルク「…ごめんなさいなのサよデッキーちゃん。」

デッキー「その呼び方止めろっ!!」

カービィ「あぁ…無駄に時間が過ぎ去って行く気が…」

メタナイト「早く行こう。一刻を争う自体なんだぞ!」

こうして、カービィ達は次の村に向かったのでした。


続く