星空の夢
―プププランド―
第一話 闇
この国は、いつでも平和だと思われる。
この日々が、今日で終わりになろうとは、誰も知らずに・・
―ある日の夜―
誰もいなくなったかのような草むらの上に、小さな生き物が座っていた。
丸いピンク色の体、赤い足、身長は20cmほどの生き物、カービィは、草むらに座り、星空を眺めていた。
「・・きれいだなあ〜・・。」
月の光が当たり、その場に寝転ぶ。
「こんな星空を誰かと見れたら、幸せだろうな・・・。」
その時である。
「・・ん?」
カービィは横を向く。まるでハープを弾いているような、美しい音楽が聞こえてきたからだ。
「誰が弾いてるのかな。」
体を起こし、辺りを見回してみるが、誰もいなく、ただ、風に乗って聞こえてくるようだった。
「あっちから聞こえる・・あっちのほうは確か・・・。」
カービィはしばらく考え込む。そして・・・、
「・・・・夢の泉だ!!」
―夢の泉―
「(どこにいるのかな・・。)」
しばらく辺りを見回していると・・、
「(・・あ、いた!)」
とうとう、弾いている人物を見つけたのだ。
それは、水色のロングヘアーに薄い青のワンピースのようなドレスを着た少女だった。
「・・上手だね。」
ぴたっ、と、ハープの音が止まります。
「・・ありがとう。」
カービィの紫色の眼と、少女の透き通るようなマリンブルーの芽があった。
「ぇっ・・・あ、あの・・ぼ、僕、カービィって言うんだ、君は?」
「私?私はフィン。よろし・・・。」
フィンが、途中で言葉を止める。
「え?どうかしたの?」
カービィが聞く。
「逃げてっ!!」
フィンが叫ぶ。同時に、カービィはフィンに押される。
「きゃあっ!?」
カービィは驚き、そのまま下に落ちます。
・・ドスッ
「・・きゃ!」
下に頭を打ち、背中から下につく。
「ぁいたたたたたた・・、はっ!ふ、フィンは!?」
カービィは急いで上へ向かいます。
「カービィ!」
フィンの声が後ろから聞こえる。
「ふ・・フィン!?」
カービィは振り返る。
そこには・・・・!!
続
〜管理人の感想〜
カービィのヒロインはかわいげのある人が多いですね。
竪琴を弾く少女、というと『ゼルダの伝説』のネールを思い出すなぁ。
時の巫女・・・かなぁ、フィン。
閑話休題、夢の泉とフィンに何か関係がありそう。
それは次回で明らかになる?!