星空の夢
「フッ・・フィ・・・・ン・・。」
第二話 光
カービィは、声が途切れ途切れにしか出ない。
なぜなら、カービィの見た光景は、ダークマターに連れ去られようとしたフィンだったのだから。
「だっ・・・ダークマター!フィンをどうする気だああ!!」
カービィが普段滅多に出さないような激しい口調で問う。
「・・・こいつがいるところがわかったら・・教えてやるよ。」
ダークマターはそういい残すと、影もなく消えていってしまいました。
「ぼ・・僕は・・・。」
カービィは自分の手を見つめます。
・・カチャン
「・・んん??」
足の下で音がなりました。ゆっくり足を上げてみると・・・・
「あ・・・・。」
カービィは驚きで声が出ない。何故なら、そこには、フィンのハープが残ってあったからだ。手紙もある。
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カービィ
そのハープは、時渡りをすることや、自然を戻すことが出来ます。
でも、使えることが出来るのは、勇気のある者だけです。
あなたなら・・きっと使えるはずです。
・・・信じています。
フィン
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「・・・・・・。」
カービィは手紙を読んだ後、しばらく黙り込んでいました。
そして、すくっと立ち上がり、
「・・僕なら・・・出来る・・・!!」
そういうと、カービィはハープと手紙を持つと、夢の泉を出て行った。
続
〜管理人の感想〜
ダークマターが敵役。
もうカービィ小説ではお約束だなぁ。
時渡り、ますますネールですね。
過去へ行ってダークマターを倒すのかな。
第1話が闇、第2話が光・・・となると、2つの話は対になってるんですよね。