〜THE Story of MetaKnight〜
第一話「謎の爆発」

第二話へ


今から1000年ほどの昔・・・ポップスターの何処かに地下世界「アンダーグラウンド」があった・・・

だが地上世界とを結ぶ「光の門」がある魔道師に封印され、伝説となって消えていった・・・

そして・・・1000年後・・・その封印が、今解き放たれる・・・
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プププランド オレンジオーシャン

「・・・よし、必要な物は全部買ったな・・・」

市場で買い物していた騎士軍団「メタナイツ」の一人、「トライデントナイト」

彼は、メタナイツの隊長「メタナイト」に頼まれ、マイペースに歩いていた

えっ?何を買ったんだって?それは秘密なのだ(ェ

買い物を済ましたトライデントナイトは、ちょうど武器屋の前を歩いていた

武器屋の男が、いきなりトライデントナイトに話しかけた

「よぅ、そこの兄ちゃん とても強力な剣があるで、買ってくれへんか?」

どうやら大阪弁を喋る怪しい奴だった。トライデントナイトは言った

「その剣、値段はどれくらいだ?」

「50,000ゴールドでっせ」

こんな高価な剣はどこの店でもありそうだ、しかし少々値段が高すぎると思う

「すまないが、俺は今急いでるんだ、それじゃ・・・」

しかし武器屋の男は、トライデントナイトを引き止めた

「ま、待ってくれ、それじゃあ20,000ゴールドはどや!安なってるやろっ」

その値段を聞いて、トライデントナイトは考え込んだ

(「20,000ゴールドか・・・確かに安くなっているが、この男、怪しい・・・」)

トライデントナイトは仕方なく、その剣を買った

「20,000ゴールドだ、これでいいだろ」

トライデントナイトは金を支払った

「毎度あり〜確かに20,000ゴールド、受け取りました〜」

男は金をとった後、剣を布に包み込んで、トライデントナイトに差し出した

「ありがとう、礼を言う・・・」

「また来てくだせ〜」

トライデントナイトは剣をかつぎ、武器屋の男にぺコリと挨拶をした

それと同時に武器屋の男も、手を振ってトライデントナイトを見送った

「・・・くくくくっ、後になっても知らんで〜・・・」

不気味な笑い声は、トライデントナイトの耳には聞こえなかった・・・
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メタナイツ秘密基地 大広間―

「あ〜暇だダスゥ〜、なんか面白いこととかないダスかぁ〜?」

「ん〜・・・ない」

「やっぱり・・・ダス・・・」

控え室で退屈をしているメタナイツの「アックスナイト」と「メイスナイト」

仕事がない時、二人はいつも大広間で座っている

・・・と、

バアァァァンッ!!

いきなりドアを開けられ、メイスとアックスはびっくりした

「くぉらあぁ!!メイス!アックス!また仕事がないからって遊んでるのかっ!?」

雷のように怒鳴ったメタナイツの副隊長「ジャベリンナイト」

正義感が強く、怖いもの知らずな彼は、ぐだぐだしてる奴が嫌いであった

「ち・・・違います副隊長っ!!わしらは暇だったから部屋に・・・」

ジャベリンナイトはそれを聞いて、呆れ果てた

「暇だったからぁ!?遊びも暇も同じじゃぁっっ!!」

ジャベリンナイトは手?からジャベリンを出した

「このやろぉーーー!!」

「「ぎゃあぁぁぁぁぁっっ!!」」

ジャベリンナイトはジャベリンを振ったが、何かにきずいたかのようにピタリとメイスの顔に止まった

「えっ・・・ひ、ひいぃぃっ!ふ・・・副隊長っ!もっと別のところに止め・・・」

脅えたメイスナイトが後ずさりしたそのときっ

ズズウゥゥゥンッッ

ゴゴゴゴゴッ

「おっわぁっ!!」

「な・・・何ダスかっっ!?」

基地内は激しく揺れはじめ、メイスナイトとアックスナイトは、へばりついてしまった

「じ・・・地震っ!?」

「いや・・・こいつは地震じゃないみたいですね・・・」

「とにかく急いで司令室まで行くダスよっ!!」

三人は部屋を出て、司令室まで走った

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司令室―

プシュウゥゥゥッッ

ジャベリンナイト達は、自動ドアを開けた

「メタナイト様!ジャベリンナイト、メイスナイト、アックスナイトただ今来ました!!」

「ん?三人とも遅いぞ!何をやってたのだ!!」

「え!?えっとぉ・・・いやぁ、そのぉ〜・・・」

メイスナイトはメタナイトに何を言うか迷いこんでいた

「・・・まあいい、全員来ていることだし・・・ところで被害条件はどうだ?サーキブル008号」

「はっ今のところ負傷者、死亡者数ゼロですが、次の爆発で巻き込まれる可能性があります」

「そうか、それじゃあその爆発した場所を調べることにしよう」

「はい、わかりました」

「あ・・・あのぅ、メタナイト・・様・・」

メイスナイトはおそるおそると口を開いた

「・・・何だ?」

三人は一度びくっとした

メタナイトの瞳は、まるで一瞬にして体が凍り尽くすような感じだった

メイスナイトはもう一度言った

「メタナイト様、わ・・わしらも・・・」

「・・・・・ああっ分かっている、例の場所へ行くんだろぉ?」

「えっ・・・・?」

メイスナイトは顔を上げた

「私もその場所へ行く、メタナイツの隊長としてな・・・」

そう言いながら司令室を出た

アックスナイトが言った

「・・メタナイト様・・俺達の思ってたこと、分かってたのかなぁ・・・」

「だとしたら凄いダスね」

「メタナイト隊長は、そんな人ですから・・・」

三人はしばらく黙っていた

赤く燃えるような、太陽を見て・・・


〜NEXT〜