黒い雲
第5話 ブレードナイト・天使カービィ登場 

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カービィは、気を失って、地面にたおれていた。


「カービィ、起きろ!」

カービィは、びくっとして目をさました。

そこにいたのは、カービィのヘルパーのブレードナイトだった。


「ブレードナイト!どこにいってたの?」

カービィは問いかけた。


「ちょっと隣町までいってきたんだけど、こっちのほうでなにか

爆発するような音が聞こえたから、きてみたんだ。」

ブレードナイトは答えた。


「あっ!」

カービィは、あのときのことを思い出した。

「くぅ〜、リックのやつ・・・」

カービィは、怒り心頭だ。 

「カービィ、どうした?」

ブレードナイトは、心配して聞いた。

「いや、なんでも・・・」

と、カービィが怒りを抑えて答えたまさにそのとき、隣町のほうで、

どかぁぁぁぁん・・・

という、爆発音が聞こえた。

「うわっ!」

カービィは驚きの声を上げた。

「なんだろう?」

ブレードナイトは言った。

「じつは・・・」

カービィは、さっき起こったことを話した。

「えっ、じゃあ、今のはジャングルボム?」

「たぶんそうだとおもう・・・」

カービィは答えた。

「じゃあ、いってみよう!」


2人が隣町について、目にしたものは、ジャングルボムの

大群だった。

と、そこにさっき自分を見捨てた3人がいた。

「カービィ兄ちゃん!」

クービィだった。

「カービィ!オイラはきみを、しんじていたよ〜!」

これはリックだ。

「カービィさん!ぶじだったんですね!」

と、ワドルディ。

カービィは、しばし無言だった。

と、ジャングルボムたちがせまってきた。

「うわ〜」

ワドルディはまっさきににげだした。

クービィは、呪文を唱え始めた。

「メタモルフォーゼ!!!」

クービィは叫んだ。

と、クービィは、巨大な竜に、変身していた。

「うわ〜、すげー!」

とブレードナイトは言った。

クービィは、ジャングルボムの大群に、炎をふきかけた。

「ギャアアアアアアアアアア」

「もう一発!」

しかし、大群の後ろの方で、数人のジャングルボムたちが、

なんと、ミサイルの発射の準備をしていた。

どーん・・・どかぁぁぁぁぁん・・・

「うわあああ」

クービィに命中した。クービィは、ぽん という音をたてて、もとにもどった。

どーん・・・どかぁぁぁん・・・

「ああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

こんどはワドルディに命中した。ワドルディは、カービィのいえのほうへと

とばされていった。

「ワドルディがとばされたあ!」

カービィはいった。

「どーせ役にはたたないんだから、ほっとけ!」

カービィは思った。

(リックって・・・)

そんなことをおもってるまに、どんどん大群はせまってきた。カービィたちも、

必死でコピー技で対抗するが、数の差で、押されている。

と、そのとき、そらから、ピンク色の物体が舞い降りてきた。それは、カービィに

真っ白の羽をはやしたようで、手には、光り輝く剣を持っている。

それは、ジャングルボムの大群をどんどんけちらしていった。