第3話:生


カービィは食事を食べ終わると、お菓子を持ってきて、テレビを見始めた。

カービィはニュースを見ていた。

『今日、午後8時20分、バスが大型トラックと衝突し、20名の内、18名が重症、2名が死亡しました。警察は、大型トラックの信号無視と見て、調査を進めています』

カービィは何も言わず、ずっと、ニュースを見ていた。

パリパリパリ・・・

ポテトチップスを食べながら考えていた。

「(人間が死ぬ・・・みんな生きたいのに・・・死ぬ・・)」

カービィはその事をずっと考えていた。

トントン

誰かが、カービィの家の戸をたたいた。

ガチャ・・

カービィはゆっくり戸を開けた。

「よぉ・・カービィ」

そこにいたのは、鳥のクーだった。

「なにか用?」

カービィは聞いた。

「ああ・・・カービィ、生って何だと思う?」

クーはいきなり聞いた

「せ・・生?」

カービィには意味が分からなかった。

「俺達はいつか死ぬ、なのになぜ、生きようとするんだ?」

クーはカービィを見た。

「・・・それは・・やっぱり、人生が楽しいからじゃない?」

カービィはいつもより早く答えれた。

「そうかもな・・」

クーは納得して帰っていった。

カービィは不思議に思った。

なぜ、みんな僕に聞いてくるのだろう・・

カービィをそう思いながら、家に入った。

そのとき・・・プププランドのはじっこの海で、未確認生物が打ち上げられた。

この生物が、カービィの運命を変えようとは、カービィは思いもしなかった。



続く



〜管理人の感想〜
あれ?プププランドに住んでいる人間は、アドちゃんだけでは?
と、最初は思ったんだけど、もしかしてカービィ達は地球に住んでいるのかな。
どうしてカービィにばかり質問するのかって書いてあったけど、
それは最後の部分で登場した未確認生命体と関係があるのかな。
様々な謎がありそう。