かけがえのないともだち
第3話 「突然の来客」


その日の夜、めずらしくカービィの家にクーが訪ねてきました

「カービィ、こんばんは」

「あれ、どうしたの?クー」

カービィは今から寝ようとしているところでした

「ちょっと話があるんだ・・・」 と、クーが言いました

「まあ、とりあえずあがって」

カービィは部屋を整えました

「悪いな、こんな夜中に」

「どうってことないよ」

しばらくこんな話をしていました そして、

「ところでさ、話って何?」

「ああそうだな」

クーは真剣な顔つきになりました


「リックとお前のことでちょっとな」

「ああ、その話ね・・・」

カービィの表情も変わりました

「今、リックのことをどう思っているんだ?」

「ぼくは早く仲直りしたいよ、でも・・・・・」

カービィはいろいろ話しています

「・・・・・・・・・・」

クーはだまってカービィの話を聞いています。すると、

「リックはまだ怒っているのかなぁ」

と、カービィ それにたいしてクーは

「そんなことない、きっとお前とおなじ気持ちだ」


実は、クーはここに来る前にリックの家をたずねていたのです

同じ話をリックとしていました

リックもまた、カービィといっしょなことを話していました


「今日はもう暗いから明日の朝、あやまりに行ったらどうだ?」

クーは言いました

「うん、そうだね、そうするよ」

こうして、ようやく二人の顔に明るさが戻りました

「それじゃあ俺は帰るよ」

「今日はありがとう、クー、また今度ね」

「おう」


クーが家に帰った後、カービィはあることを思い出しました

(そういえば、新しいパラソルを買い置きしてあったような・・・)

「あったあった」

(明日あやまるついでにこれをわたそう)

それをテーブルの上に置いて、ベッドに入り、

明日のことを考えて楽しみにしているうちに、深い眠りにつきました



夜空には、星がきれいに輝いている――――――



つづく



〜管理人の感想〜
光明が見えてきましたね。
2人とも、本当は仲直りしたいんだね。
でも、リックはその傘で喜ぶかなぁ。