かけがえのないともだち
第4話 「失踪」


次の日、

カービィは目を覚ますと、すぐに出かける準備をした

リックに会いに行くのである

「よし、出発しよう」


カービィは歩く、リックの家に向かって

不安と緊張が高まるなか

昨日のクーの言葉を思い出しながら

「リックならきっとわかってくれる」

そう自分に言い聞かせながら・・・


「ついた」

いろんなことを考えているうちにリックの家の前まできていた

カービィはおそるおそるノックをする

「誰かいませんかぁ?」

「・・・・・・・・・・」

返事はない

カービィはもう一度

「カービィです、誰かいませんかぁ?」

「・・・・・・・・・・」

どうやら誰もいないようだ

カービィは少し残念だったが、内心ほっとしていた

しかし、リックを探さなければ何もできない

「街に行ってみよ」

カービィはリックの行きそうな所を探し回った

街の人に話を聞いたりもした

ところが、必死で探してもリックは見つからなかった

そして、こんな状態が2,3日は続いた


「リック、どこにいったのかなあ」

カービィは寂しそうにしている

こんな時いつもリックがそばにいた

しかしそのリックが今はいない

カービィは周りがぼやけて見えた

目の辺りから水のようなものがでてくる

それが周りをにじませる

「リック・・・」

と、そのとき

「コンコン」

ノックである

「え?誰か来たの?」

カービィは驚いた

それもそのはず今は真夜中である

カービィは急いで涙をふいた

そして

「どちらさまですか〜」

カービィはまたもや驚いた



「リッ・・・ク?」





つづく

〜管理人の感想〜
クライマックスの前兆かな。
でも、リックは一体どうしていたんだろう。
新しい傘を作っていたのかな。
また喧嘩にならないといいけど。