黒い影

第2話


「何か嫌な予感が・・」

リックがカービィの家に入っていく黒い影のことを言っています

「どしたんだ、リック?」

クーがリックに問い掛けます。

「いや、何でも・・」

リックが必死に普通の顔を装って言います。

その頃のカービィの家

「ねえ・・・アドちゃん・・・」

カービィがアドに言います

「・・・・」

アドからの返事はありません。

「アドちゃん・・・?アドちゃん!!こんな所で寝るなァァァ!」

カービィが叫びます

「あぁ・・・・ごめん・・・眠くて」

アドが欠伸をしながら呟きます。

「こんな寒いところで寝たら死んじゃうよぉ!!」

カービィが慌てます。が、その表情はすぐに変わります。

「・・・・・・!!」

カービィが真っ青になって口をパクパク開けます。

「どうしたの?カー君」

アドが聞きます。

「・・・アド・・・ちゃん・・・後ろに・・・敵・・・」

「え?」

どごんっ

カービィの家の壁を突き破って出てきたのは、クラッコでした。

「キャーーーーー何!?クラッコ!!」

そのクラッコは、アドの描いたクラッコでした。

「なあんだ・・・クラッコか・・・・クラッコ!!!壁突き破るんじゃないっ!!

アドが叫びます。が、そのクラッコは聞く耳持ちません。コクラッコを吐き出して(?)きました。

「うわっ!」

「きゃあ!」

カービィとアドが必死に避けます。

「あ゛ーーーー!作者が視点をずらしている間にクラッコが操られたぁ〜〜〜!!?」

カービィが叫びます。

「カー君!コクラッコを吸い込んでぶつければ!!?」

アドが言います。

「成る程!よおし!吸い込みぃ!」

ずおおおおお・・・・

カービィがコクラッコを吸い込みます。

がぽんっ

「よし!そのまま吐き出して!」

アドが叫びます。

「食らえ!」

ぽぇ←どうやら吐き出した音らしい

カービィが吐き出しました。が・・・

ふわっ

クラッコは避けました。

「あ!」

カービィとアドが同時に叫びます。

「く、雲の分際で・・」

カービィが第1話のときのイライラ感をだしながら、舌打ちしました。

「カー君は舌打ちする程いいキャラじゃあないわ。」

アドが言います。

「うるさいなぁーーー!!アドちゃんなにか描いてよ!!」

カービィが叫びます。

「あ、そっか。じゃあ・・・・」

さらさらさら

「はぁいアイスドラゴンGO!」

キャンバスからアイスドラゴンが出てきました。

続く


第一章へ    第三章へ